国産菜種油でおすすめ3選!薪で焙煎した低温圧搾は栄養豊富です。
菜種って?
菜種は、アブラナ(油菜)の別名でもあり、みんながよく知る菜の花のことを言います。大きく分けると在来菜種である“アブラナ”と、洋種菜種の“西洋アブラナ”に分けられます。
古くから油を採るための植物や野菜として栽培されてきた作物で、葉物野菜として食べられてきました。江戸時代には行燈用や食用の油を採るために 菜種が広く栽培されるようになりました。
菜種油ってどんな油?
菜種油は、菜の花の種子を使って作らています。日本で最も古い油脂原料とも言われ馴染みの深い油です。菜種油には、脂肪酸のひとつ、オレイン酸が豊富に含まれています。
オレイン酸の力
オレイン酸は、オリーブオイルの主成分でもあります。最大の特徴は、善玉コレステロールを減らすことなく、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らしてくれる効果があると言われています。また、二重結合が1つの一価不飽和脂肪酸の中では酸化されにくいという特徴もあります。
近年、オレイン酸が満腹中枢を刺激して、食欲を抑える作用があることが注目されています。
油の酸化対策はこちら
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菜種油は使いやすい
菜種油は黄褐色でクセがなく、熱に強い性質があるので、日々のお料理に使いやすい食用油です。揚げ物が苦手な方でも、簡単にカラッと揚がります。
また、ドレッシングやお菓子作りに使用するのもおすすめです。
菜種油の選び方
菜種油は色々な種類が出回っていますので、菜種油とキャノーラ油は違うものになりますが、同じもののように売られている場合があるので、菜種油を購入する場合は、原料がどんなものなのか、注意が必要です。健康のために安全な菜種油を選ぶチェックポイントをまとめました。高品質で、体により良い効果が期待できます。
原料
菜種油の原料となる菜種(セイヨウアブラナ)は自給率が非常に低いため、ほとんど輸入品です。カナダから輸入される菜種は遺伝子組み換えされたものが多く、その表示義務がありません。なるべく国産の菜種が使用されたものを選びましょう。
製造法
おすすめは低温圧搾法で抽出された一番搾りの未精製油がベストです。 ただ、多くの菜種油はヘキサンという石油系の溶剤を使った溶剤抽出された精製されたオイルです。これは製造工程のなかでトランス脂肪酸という有害な物質が含まれている可能性があります。
油の製造方法はこちら
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トランス脂肪酸についてはこちら
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国産の低温圧搾の菜種油おすすめの3つ
sportskitchenがおススメの菜種油を3つご紹介します。原料に遺伝子組換えではない国産菜種を使い、化学溶剤や添加物は使用せず伝統的な低温圧搾法で作られています。
手間を惜しまず昔ながらの圧搾法で作られた菜種油は、豊かな風味が生きています。
ほうろく屋の菜種油
なんと薪を使ってギリギリの低温で原料の菜種を焙煎しています。石油より火力が弱い薪だからこそ中までじんわり熱が入りますので栄養成分はもちろん、色や香りも豊富に残るそうです。
揚げ物などに使った菜種油でも捨てないで、何度でもご利用いただき使い切ってください。お使いの油に20%加えるだけで、てんぷらがグレードアップしますよ。
ほうろく屋の菜種油は美容液と考えていただいて結構です。
平出油屋の菜種油
江戸時代が続く老舗で、国内産の良質な菜種だけを使い続け、昔ながらの玉締め圧搾法で作られています。油の劣化をひたすら嫌って可能な限り防いだ菜種油は、酸化しにくく栄養が損なわれていません。鮮やかな黄金色とかすかに残る香ばしい豊な風味とコクがマクロビオティックでも使われています。
地元の会津で、菜種栽培を広める取り組みもされています。
オーサワのなたね油
国産菜種を使って、伝統的な玉締め圧搾法で作った純粋な一番搾りです。手間を惜しまず、和紙漉し法によってなたねの豊かな風味が生きています。
In summary…
油はとらないほうがいいともいわれてきましたがが、近年、見直され身体に必要な油を選んで摂っていくことが大切ですね。上質ななたね油は栄養価も高いので、日々のお料理にぜひ使ってみて下さい。
誰もが自分も家族も健康で過ごしたいと思うもの、身体の健康のことをしっかり考えた情報はあまり出回らない気がします。